厚の植栽: ブロック塀沿いクレマチスの一年間

2012年6月2日土曜日

ブロック塀沿いクレマチスの一年間

　クレマチス

　クレマチスは：キンポウゲ科　センニンソウ(クレマチス)属

　園芸用語としては、クレマチスはセンニンソウ属の蔓性多年草のうちで花が大きく観賞

　価値の高い品種の総称です。修景用の蔓性植物としてが高いです。

　広く日本でもクレマチス属は、カザグルマや中国渡来のテッセンが古くから親しまれています。此れをべースに改良を重ねた園芸種が一般にクレマチスとしての園芸品種です。花の色は、赤・桃・紫・紅・青・白など豊富です。クレマチスは、大きく分けて蔓を残して越冬する旧枝咲きと新旧枝咲と地上部が枯れ翌年に新枝を伸ばす新枝咲がありますが、此処に登場するのは旧枝咲です。此処に登場するクレマチスは、住宅の新筑の６年程後に庭を作った際に通信販売で入手したものです。

登場するクレマチスの生育環境について!!

植わっている場所は、屋敷の東側のブロック塀の内側です。新建築の庭でまだ庭木も少なくブロック塀がむき出しでとても殺風景でした、その解消策としてクレマチスを植え込みました。最初は近くに植木が無くて、日光肥料などを独占してよく育ちました。８年ほど経った最盛期頃の夏場は、葉や花でブロック塀が隠れ切っていました。クレマチスの蔓の根元地際の太さは、直径８㎜程もあり年代を感じさせられました。花も見事な大輪を沢山咲かせて豪勢でした。そのうち周辺前面にツツジ・椿・柚子・アメリカハナミズキなどが生長しているうちに、蔓の太い根元の部分に腐れが発生し病気だったでしょうか？　蔓は急速に元気を失いました。そのまま枯れるかと心配でしたがそのうち根元の地際から新芽を伸ばすなど頑張り、現在に至っています。こんな放置状況のクレマチスに今年は、元気を増すように落葉し冬に入ってから、根元付近の土壌を、少し掘り起こして畑の土と入れ替えようと考えて居ます。又来春には、3株ほど補植をしてガンバリます。（2016-09-02.11:00）

植え付けて以来一度も植え替えをしたり、根元の土壌改良などしていませんでしたが、植え付け後8年程でつるの根元の太さは、小指ほどに成長しつる全体も支柱誘引網からはみ出す程に茂っていました、花も見事な大輪を沢山咲かせて豪勢でした。３年ほど続いたでしょうか？　其の後春の芽出し新芽蔓に勢いの低下が感じられ、太い蔓の根元をよく見ると地際あたりで、寿命なのかそれとも手入れ不足か蔓の半断面が腐れ枯れて来ました。蔓株の中には太い断面でも生きて活動をしている部分が小さく減り、なかには土中の蔓から直接地表に向けて、新しい芽蔓を出しているものもありました。これがクレマチスの代変わりなのでしょうか？　なかにはなかには明らかに落下した種子から発芽したものと思える細い蔓も混じっています。そして今に至っていますが、最盛期のような茂みが出来沢山の見事な大輪は観られません。でもそれがかえってクレマチス本来の可憐さや気品さを呈しているようでもあります。こんな弱った状況のクレマチスに来春は、元気を増すように落葉し冬に入ってから、根元周りの土壌を、少し掘り起こして畑の土と入れ替えようと考えて居ます。