2021年11月24日水曜日

サルトリイバラ

 サルトリイバラ(猿捕り茨)

サルトリイバラは:サルトリイバラ科

シオデ属の多年生植物です


サルトリイバラの分布

日本全国の日当たりの良い山野に生育します。蔓性の落葉低木です。国外では、中国・朝鮮半島・台湾から東南アジアにまで分布します。
鋭い刺と巻きひげで他の木々に絡みついて育ちます。

サルトリイバラは

単子葉植物です。
葉の付け根の部分から散形花序を出し、淡黄緑色の花を沢山つけます。
花後には結実し、秋には真っ赤に熟れます。
茎にはまばらに刺が有り、葉の付け根ごとにじぐざぐに折れ曲がっています。
晩秋には光沢のある赤い実を多数生らせ、生け花にも重宝されますます。
地中には肥大化した根茎が横たわっています。
葉ッパは丸くて、太い葉脈が3~5本あります。
巻きひげは葉ッパの付け根から2本対で垂れ下がり、触れるものが有れば即取りつきます。

サルトリイバラは薬草として

排膿解読作用があり・腫物・出来物・ニキビ等に効くと言われています。
日本では、かって梅毒の治療に用いていました。
利水作用があり、リュウマチ・神経痛・腎炎・膀胱炎などにも効くとの事です。

サルトリイバラの別名

ガンタチイバラ・カカラ・マンジュシバ・ガンタチイバラ・サンキライ・ガニイバラ

登場するサルトリイバラの生い立ち

此処へ登場するサルトリイバラは、山採りをしたものを、植え付けたと言ったものではなく庭の二ヶ所に、同時期に自然に生え其の場で育ち現存しています。此の庭で他にも山野草が自然に生えて来たように(多分野鳥が実を食べて運んだように)2018年の春自然に生えた幹蔓が60㎝丈に、2019年には前年生えた根元近くから、新幹蔓が出て150㎝丈になり、2020年春には其の幹蔓の根元近くから、3本目の幹蔓が200㎝丈近く立ち上がりました。そして2021年の春には其の幹蔓に初めて花を付け、結実後の秋には真っ赤な光沢のある実を、間近で鑑賞出来感動しました。2021年には、4本目の幹蔓が元気よく伸上りました。恐らく2022年の春には、2020年産の今年開花実を付けた幹蔓と2021年に立ち上がったものと2本の幹蔓に花実を楽しめるものと、今から期待して居ます。(2021年11月30日,記)




降雪を待つサルトリイバラ
(2021/12/14/10:40)


蕾が芽吹く
2021/03/23/ 16:10


蕾が成長
(2021/03/31/ 10:07)


見事な満開!!  色合い、形共に気品を感じます。
(2021/04/08/ 16:13)


受粉に成功した花は見事な結実
(2021/04/17/ 15:23)



気品を感じる色形
(2021/06/20/ 17:39)


みのりの秋です
(2021/11/11/ 15:12)



いい感じ!!
(2021/11/17/ 10:13)


以上は年間の代表的な写真です


(2023/01/15/ 14:34)


(2023/01/15/ 14:35)


(2022/03/05/ 15:59)


(2022/03/20/ 14:45)


新芽出し
(2021/03/22/ 16:07)


花芽出し=蕾
此のサルトリイバラの茎蔓に花の咲くのは、今年初めてです。
2021/03/23/ 16:10


(2022/03/24/ 13:08)


新芽出し・蕾
(2021/03/26/ 13:33)


(2022/03/27/ 15:59)


(2022/03/30/ 11:50)


(2022/03/30/ 15:56)


(2022/03/30/ 11:57)


新芽蔓と蕾
(2021/03/31/ 10:07)


新芽蔓の伸びと開花の始まり
(2021/03/31/ 10:09)


此の庭でサルトリイバラが生えている場所は、此の三つ葉
ツツジの平棚造の場所と竹花壇の2ヶ所です。元気な
新芽蔓の伸びと共に開花が始まっています。
(2021/04/02/ 10:32)


花は薄黄緑色でこじんまりと、とても気品があります。
 柄の先を中心に放射状に軸を沢山出し其の
先に小さな花を球状に咲かせます。
順次咲いて行きます。
(2021/04/02/ 10:40)


(2022/04/02/  17:12)


(2022/04/04/  10:12)


(2022/04/04/  10:15)


(2022/04/05/  16:10)


(2022/04/05/  16:11)


(2022/04/06/  14:42)


(2022/04/06/  14:43)


(2021/04/08/ 16:12)


満開の花・受粉に成功すれば、数ある花が結実します。
(2021/04/08/ 16:13)


(2021/04/09/ 11:37)


(2022/04/09/ 13:35)


(2022/04/09/ 13:41)


(2022/04/09/ 13:46)


(2022/04/09/ 13:48)


(2021/04/10/ 15:41)


(2022/04/11/ 08:46)


(2022/04/11/ 08:52)


(2022/04/11/ 08:54)


(2022/04/12/ 09:01)


(2022/04/12/ 09:12)


(2022/04/13/ 11:50)


(2022/04/13/ 11:52)


(2022/04/14/ 09:09)


(2022/04/14/09:10)


(2022/04/14/09:15)


(2022/04/14/09:17)


(2022/04/17/09:35)


(2022/04/17/09:36)


(2022/04/17/09:43)


(2022/04/17/09:48)


(2021/04/17/ 15:21)


(2021/04/17/ 15:22)


サルトリイバラは3月の中頃から活動を始めます。3月20日
新芽が伸び始め、蕾も出現、4月に成ると花が咲き出し
す。4月8日頃には満開と成り、そして今、4月17日現在、
2ヶ所に生えて居るうちの竹花壇のものは、受粉に成功した
花には見事に小さな実が出来ました。大きな花には沢山の実
  が生ります。  
(2021/04/17/ 15:23)


(2022/04/18/ 10:10)


(2022/04/18/ 10:13)


(2022/04/18/ 10:16)


(2022/04/19/ 13:20)


(2022/04/20/ 14:49)


(2022/04/21/ 13:25)


(2022/04/21/ 13:28)


(2022/04/21/ 14:02)


(2022/04/21/ 14:02)


(2022/04/22/ 10:14)


(2022/04/22/ 10:15)


(2022/04/23/ 17:42)


(2022/04/23/ 17:45)


(2022/04/25/ 10:09)


(2022/04/28/ 07:04)


(2022/04/28/ 07:07)


(2022/04/28/ 07:13)


(2022/05/03/ 09:28)

 
(2022/05/03/ 13:16)


(2022/05/03/ 13:19)


(2022/05/09/ 17:20)


(2022/05/14/ 16:44)


(2022/05/26/ 08:43)


此れははサルトリイバラのオスつるです。三つ葉ツツジ
の 平棚造の根元に生え、紅枝垂れ桜の円形吊り棚
仕立ての下に伸びています。
(2022/05/31/ 09:43)


(2022/06/08/ 09:02)
     
                                                                                                                                                                                                
幹蔓の節々の葉柄の付け根部より枝蔓が
伸びてこんもりと茂みを形成します。
(2021/06/20/ 17:38)


とても可愛らしく美しいです
(2021/06/20/ 17:39)


(2021/07/03/ 12:15)


(2022/07/16/ 15:02)


(2022/07/16/ 15:06)


(2022/07/16/ 15:07)


葉柄の葉の付け根部分から2本ずつ、青い巻き手蔓が
垂れ下がって来ます。先端は何時でも取り付ける
ように丸くフック状になっています。キュウリ
やカボチャなどのようにです。
(2021/07/17/ 09:29)


春ではなく此の時期に、元蔓から20㎝程離れた
面から元気な若芽蔓が、立ち上がって来ま
した。年内にどこまで伸びるだろう? 
(2021/07/17/ 09:37)


新蔓の先端部は元気がよく急成長します。
(2021/07/17/ 09:37)


(2022/07/20/ 16:31)


(2022/07/22/ 11:29)


(2022/07/23/ 12:03)


(2021/07/28/ 10:56)


此の新蔓は、三つ葉ツツジの平棚造の傍のものです。此の時期に
2mは伸び直に立ち上げると、紅枝垂れ桜の円形吊り棚
仕立てに届くのでこのように横引きにしました。
背景の蔓葉は、五つ葉・三つ葉のアケビです。
(2021/07/28/ 11:03)


(2021/07/30/ 17:29)


(2021/08/01/ 11:58)


巻きひげは葉ッパの付け根から2本ずつ垂れ下がっている
(2021/08/01/ 12:01)


(2021/08/02/ 07:21)


(2021/08/03/ 13:45)


(2021/08/03/ 13:53)


(2021/08/03/ 13:59)


(2021/08/06/ 07:28)


(2021/08/09/ 11:01)


(2022/08/18/ 18:19)


(2021/08/22/ 09:25)


(2021/08/22/ 09:26)


(2021/08/22/ 09:43)


(2021/08/22/ 09:44)


(2021/08/23/ 09:24)


(2021/09/02/ 11:44)


(2021/09/02/ 11:44)


(2021/09/04/ 16:01)


(2022/09/08/ 10:41)


(2021/09/09/ 15:40)


(2021/09/09/ 16:56)


イラガの幼虫です。葉ッパの裏側に居て食害中を捕殺しました。
サルトリイバラの辺りには、ホトトギスが沢山生えていて
イラガの食害に会っていました。この度は其のイラガ
がサルトリイバラに移動したのでしょう。
葉の裏側に隠れた状態で葉ッパの
端から丸ごと食べます。
(2021/09/19/ 16:44)



イラガの幼虫です、葉ッパを食べて
居るところを発見速く捕殺した。
(2021/09/19/ 16:45)


(2021/09/19/ 16:51)


(2021/09/19/ 17:11)


(2021/09/20/ 09:24)


(2021/09/20/ 09:31)


(2022/09/30/17:01)


(2022/09/30/17:02)


(2021/10/02/ 10:34)


(2022/10/02/ 11:29)


(2021/10/02/ 11:41)


(2022/10/16/ 10:22)


実が色ずきかけて来ました。1房に6個も実を
付けているものもあります。
(2022/10/16/ 10:23)


(2022/10/16/ 10:24)


(2021/10/19/ 10:25)


(2022/10/22/ 10:28)


(2022/10/22/ 10:28)


(2021/10/26/ 11:37)


(2021/10/26/ 11:38)


此の時期に実は熟れだした。
(2021/10/26/ 11:48)


(2021/10/26/ 12:51)


(2022/10/27/ 15:27)


(2022/10/29/ 10:52)


サルトリイバラは、当庭の竹花壇に自然に生え
育ったものです。地表1m付近には三つ葉ア
ケビが、2m程の高さには5つ葉アケビの蔓
が、孟宗竹に縛られて水平に横切ってい
ます。此処では此の時期にイバラとア
ケビの紫赤色の共演が観られます!!
(2022/10/29/ 10:53)


(2022/10/29/ 10:53)


此の時期に傍に植わっている白色秋明菊は
まだ咲き続けていました。
(2021/10/30/ 09:25)


(2022/11/01/ 13:24)


(2022/11/01/ 13:25)


(2022/11/01/ 13:26)


(2022/11/01/ 13:26)


(2021/11/02/ 10:11)


(2021/11/02/ 10:12)


(2021/11/02/ 10:13)


(2023/11/02/16:11)


(2022/11/03/ 10:24)


(2021/11/11/ 15:12)


(2021/11/11/ 15:15)


(2021/11/17/ 10:13)


(2021/11/17/ 10:13)


(2021/11/17/ 10:13)


下に在るのは三つ葉ツツジの平棚仕立で上在る
           のは紅枝垂れ桜の円形吊棚仕立です。            
(2021/11/21/ 10:46)


此のサルトリイバラの根元は、三つ葉ツツジの
平棚造りで、上部は紅枝垂れ桜の円形吊り棚に
挟まれた空間にあります。開花は結実のあった
竹花壇のもの、と同じように花を付けたので、
当然結実するものと思って居たが、きれいに落
下して終りがっかり。サルトリイバラには雄雌
ある事を知らされていたので、開花時には両蔓
の花をしっかりとよく見くらべ観察をしたが、
違いは全く解らず同じに見えたまま!!
(2021/11/21/ 10:47)


(2021/11/29/ 11:29)


(2021/11/29/ 11:30)


(2021/11/29/ 11:30)


(2021/11/29/ 11:54)


(2021/11/29/ 15:18)


(2021/11/29/ 15:21)


(2021/12/02/ 09:20)


(2021/12/02/ 09:28)


2018年に最初に生えた1本から年々1本ずつ生えて、2021年
には4本目が生えました。幹蔓は年毎により太く・より
長く・より大きく元気なものが出て来ます。来年は
今年以上に新芽出し・つぼみ・はな・結実・
真っ赤な艶のある実を楽しみます。一方
あらたに山菜的な面からも試み
たいと考えています。
(2021/12/02/ 09:37)


降雪時まで暦は少なく成って来ました。サルトリイバラ
の今年の成果をしっかりと観て置きましょう!!
(2021/12/02/ 09:47)


(2021/12/08/ 16:03)


(2021/12/09/ 10:16)


今期も既に二回程アラレ混じりのミゾレに会いました。
木枯らしが吹けば、葉ッパは何処かへ飛ばされ
幹つるや実は、直接風雨雪に晒され、
春を待つ事になります。
(2021/12/12/ 13:55)


(2021/12/12/ 13:57)


(2022/12/13/ 13:09)


(2022/12/13/ 13:11)


(2021/12/14/ 10:40)


(2022/12/22/ 15:11)




最後迄ご覧頂き誠に有難うございました。
今後も編集.投稿を続けて参ります。
どうぞ!! ご期待下さい。
ブログ:「厚の植栽」
あつし
(2024/02/26/ 11:00)